ロキシーミュージックが再始動し
フジロックにもやってきた。
(あたしゃ行けなかったよ)
今野雄二のあの甘美な文章がなければ、ロキシーミュージックがここまで日本で受け入れられたかどうかちょっと疑問。
デビュー当時のロキシーは、「ピンク・フロイドとシャナナの結合から生まれた奇形児」 などと評されてたようですが、んなこと言われてもね。
ロクシー・ミュージックの音楽、特に 1st アルバムにはキャムプ感覚とポップ・アート感覚があふれている。

上品さと下品さが表裏一体となった 50 年代や 40 年代のアメリカのムードをとびきり垢ぬけた英国感覚でもって曲に忍ばせるセンスというか・・・・・それは日本人にはなかなか理解しがたいものだったようにも思える。
なーんて書いていながら、あたしだってそれを理解できてはないですけどね。
まぁ、それはさておき
鋭いアンテナと美学の固まりのような今野雄二による、熱のこもりまくったライナーノーツがあれば、そういったムードはなんとなく感じとれるのです。
例えそれがロキシー側の思惑と違った方向であったとしても、新たな意味をもって成立するくらいの世界が一枚の紙の上につくりあげられておりました。
そんな人がいなくなってほんとにほんとに残念です。
まぁ、もう書いてもいいかもしれませんけど、実は我々の 2nd アルバム 「ALL THAT GLITTERS」 をリリースするにあたり、その帯文を今野雄二さんに書いていただきたくオファーをしたのです。
結果はまぁ断られましたけど、
残念に思いつつも心のどこかで 「それでこそ!」 と思いました。
お願いしておきながらなんですけどね。
なんか自分らのことながらも、今野氏にはそう気軽に文章を書いてほしくないっていう気持ちもありましてね。
レーベルの社長にお願いしていただいたので、私は直接はお話はできておりませんが、今野氏はナインインチ・ネイルズが好きだったそうです。
私はナインインチ・ネイルズにはこれっぽちも興味がありませんでしたけど、あの今野雄二のアンテナにひっかかるのってどれほどのもんかい? っとyoutube で調べてみたりもしました。
その後、前にもブログで書きましたけど
http://youngparisian.seesaa.net/article/128331637.html
ここを発見し、読むのを楽しみにしておりました。
http://e-days.cc/cinema/column/konno/backnumber.php
今のこの時代であの今野雄二のアンテナにひっかかるものはなんだろ? ってことにすごく興味がありました。
氏の2009年のベストはこんな感じですが、
http://e-days.cc/cinema/column/konno/200912/29555.php
非常に期待を裏切らないセレクトで嬉しくなったもんです。
そんなこんなのとりとめのない内容でしたが、ホントに残念。
今野氏のライナーノーツほど美意識に満ちて偏愛といってもいいほどの愛情が溢れたものを私は読んだことはないです。
今野雄二の綴る魅惑の調べは、きらめく夢の泉にも似て
ロキシーミュージックの素晴らしい音楽と、素晴らしいアートワークとともに、あのライナーノーツはセットで光輝いておりました。
その輝きは今後も永遠でしょう。
ご冥福をお祈りいたします。
作詞 今野雄二
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