2015年12月16日

さらば我らがロックスター その3(おしまい)

前回 の続き。


・・・・って、時間かかりすぎて、なんだかとりとめもなくなってきたな。なにしろいろんなことあったしね。

先日書いた、私と彼が一緒にやってたロンドン・クルーというユニット。私は正直、レコーディングだけで満足してたのだが、彼はこのユニットにメンバーを加えてライヴもやろうと真剣に考えていた。
時折、思い出したように 「ドラムが決まりました!」 とか 「XXさん誘ってみます?」 とか 「ベース誰かいませんか?」 とかのメールがくることが多々あった。
あげく、私の別れた恋人まで誘おうとして、「どうですかね?」って言われたのには閉口したが。。。。

まぁ、私は自分のバンドがあるし、彼とたまになんか一緒にできりゃあそれでよかったんで、そっちの件は彼に丸投げしてました。でも、彼の twitterのプロフィールを今みると、ちゃんと「LONDON CREW」と書いてある。
彼が亡くなった後にそれに気づいて、なんだか申し訳ないような嬉しいようななんとも言えない気持ちになった。


そんな LONDON CREW の唯一の RECORDING 曲を YOUTUBE にあげたので、ぜひ聴いてみてください。




まぁ、そんなかんじでなんかあるたびに振り回されるのは私だけではなく、YOUNG PARISIAN のメンバーの KEJI RONSON や CAR ALL も PV 撮影に完全に役者みたいなかんじで駆り出されたこともあった。もはや私をふくめうちのメンバーは彼の持ち駒みたいになってたな。
でも、そんな感じで彼に振り回されまくるのは決して嫌ではなく、なんだか楽しくもあった。



こんな風に、いろんな想い出がありすぎるので、書き始めるとキリがない。

例えば、アンディ・マッコイに会いにいこうと企てた夜(結果、その日は会えなかった)なんて、なんだか本当に一本の映画のようだったし、あれでひとつ小説が書けそうだ。


私が落ち込んでるときにもずいぶんと励ましてくれたな

「クヨクヨ悩むのはギターポップがやることだ」 とかはまぁいいとして、「腸は第二の脳だから、腸洗浄してスッキリしたほうがいい」 とかわけのわからないアドバイスまでくれたりしてね。
私は逆に彼が落ち込んでる時にはなにもしてない。 彼はあまり弱みを人に見せない (見せたくない) タイプだし、ぱったりと連絡もなくなるもんで彼と会う時は比較的元気な時だけなんだ。



そんな彼と最後に会ったのは、K.RONSON が定期でやってる へヴィーメタルの DJ イベントであった。

彼の DJ スタイルはほんとにまったく彼らしいというか、自由気ままで・・・・つーのも、自分をもってきた CD から曲を選ぶだけで、それをその辺の人に 「次はこれを!」 っと操作させ、その間自分はうろうろと徘徊したり、奇声を発したり、エアギターしてるだけなのです。

そん時の写真。
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K.RON 作成の段ボールギターで
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たいした会話もしなかったけど、写真だけは撮ってありました。



そっからどのくらい経ったか忘れちゃったけど、ある晩 彼から 「どっかでのんでないすかー」 ってなメールがきた。私は家にもう帰っちゃってたもんで、「あー、もう家だわー」 という一文と私が描いたアイアン・メイデンのブルース・ディッキンソンの似顔絵を添付して返信した。しかし、ブルース・ディッキンソンにはなーんのリアクションもなくスルーで、「りょうかいすー」 ってな返事が返ってきた。

ディッキンソン これやっぱ似てなかったかな ??? っと思いながら、ちょっぴり恥ずかしくなった私はそのまま寝ることしにした。




結論をいうと、


その翌日、翌朝かな? 彼は死んでしまった。


それを知った時は、もうお葬式も終わってしまってた。





あれからもう何日も経つけどいまだに信じられない。


下北で呑んでると、ふと彼がどこかその辺で呑んでるんじゃないかとか

トラブルピーチあたりのあそこの角を曲がったら、彼と出くわすんじゃないかとか

深夜の SHELTER の階段を降りていくと、彼がいるんじゃないかとか

「ドラムみつかりましたんで、何曲かでっちあげてギグりましょうぜー」 ってまたメールがくるんじゃないかとか

ライヴ中にステージに乱入してコーラスしてくるんじゃないかとか


ついついそんな風におもってしまうけど、、、、、、彼はもうこの世にはいない。




嘘でしょ?


って思うよね。


ホントにデタラメで、ハチャメチャで、ファッキンクレイジーで、カオスきわまりない男だったんだが、それに反してまーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーったく嫌なおもいをさせられたことがない。いつも楽しくていつもいつも紳士で優しかった。

ほんとね、いい思い出しかないんだよ。

すっごく楽しませてくれたよ。

感謝してる。

でも、もっと楽しませてほしかったな。


彼はとてもマイケル・ジャクソンが好きで、自分のことをいつの日からか 「アカケル」 と自称しはじめた。

語呂あんまよくないよね。

思うに、彼はマイケルと同じくネヴァーランドの住人だったんじゃないかな。そんでこの世での役目を終えて、ネヴァーランドに帰ったんだろう。そうに違いない。





・・・・・って、綺麗にまとめてみようと思ったが、喪失感はでかいな。

私の友人であり、時によき好敵手であり、そして素晴らしきロックスターでいてくれた 赤松君。

今までありがとう。君のむちゃぶりがなくなってほんとさびしいです。最後、呑みに誘ってくれたのに家にいてごめんね。

俺も、みんなも、君のことがホントに大好きだったよ。

またいつか会いましょう。

びっくりしないから、たまには会いにきてね。

じゃあ、また。







K.RON と共演してるみたいに見えるけど、シールドつながってないギター持って現れて弾いてるふりしてるだけ。
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彼はよくステージに乱入してきた。でも、なんかそれがとても嬉しかったんだよね。
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posted by TSUNEGLAM SAM at 17:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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